まずは惹きつけられる版画絵がすばらしいです。内容も◎です。豆太は普段怖がりで夜はトイレにも一人で行けない・・・それでもじいさまの一大事には勇気をふりしぼって、いえそんなこと考える暇も惜しんで、じいさまを助けるために暗い夜道を走る。この本を読むとどこにもそう書いてなくても、「じいさまの豆太をいとおしいと思う気持ち」「豆太にとって、じいさまは一番大切で大好きな人」という気持ちが、強い2人の絆がビンビンと伝わってくる。今はなかなか祖父母と暮らす子どもは少ないですが、同じような気持ちを感じることができる子どもは幸せだと思います。