「かわいそうな ぞう」は、わたしが小学生だったとき、国語の教科書に出ていました。戦争ってなんだ?今の世の中、戦争が起こっても、ひとは本当の意味で何も感じられなくなってしまっているのではと、ふと不安になるのは私だけでしょうか?「戦争」が「ニュース」になっている今。命を奪うということ、それに携わりたくなくても、携わらなければいけない人の気持ち。何も知らずに巻き込まれていく人達の気持ち。生きたい、触れあいたい、食べたい、楽しませたい、笑顔を見たい。でも、できないという気持ちと、「なぜ?」という問い。動物園の飼育係の人と象たちのやりとりを読んで、そんな感情と憤りを思い起こさせてくれます。子ども達にはもちろん、今、戦争に携わっている人、テレビを通して、戦争を見ているすべての人に読んでもらいたい!