戦時中の上野動物園を描いた、あまりにも有名な実話。
絵もかなりシリアスな絵で、よけい引き込まれます。
戦争の爆撃で動物園から動物たちが逃げ出しては大変と、全ての動物たちを毒殺していく飼育員たち。
最後まで生き残った3頭のゾウと、心を傷める飼育員のお話。
えさを欲しがり、よろよろの身体で芸をする場面からは、涙なくしては読めません。
大泣きしながら読んでいると、小学2年生の息子・1年生の娘ももらい泣き。
話を理解してなのか、母親が泣いていたからなのかはわかりませんが、とても心に響いたことは確か。
こういう生と死と向き合うすばらいい絵本を読んであげていれば、今の時代の凄惨な事件もなくなるはず!! って思いました。