小学校1年生の長女が、「この本面白いよ。ママも読んでみな」とオススメしてくれたので読んでみました。グリム童話ということで、ちょっと恐ろしい場面もあるのかと想像していましたが、語り口は軽快でストーリーも愉快痛快。挿絵にもユーモアがあって、シャレていて、大好きになってしまいました。
王様の娘と結婚することを運命づけられていた若者が、それを阻止したい意地悪な王様からの無理難題を見事に解決する物語。表紙の絵も、題名にもなっている「あいててて!」も、主人公の若者ではなく悪魔です。この悪魔がナルシストでとぼけていて、お話しを盛り上げています。
王様が欲をかいて自滅するラストも笑えて、読み終わるとスッキリ爽やかな気分になりました。