映画でも話題になり、絵本ナビのトップページにも紹介されていて、ずっと気になっていました。
やっと、借りてきて、クリスマス前に読んでやることができました。
我が家は、4才の次女はもちろん、小3の長女も、小5の長男もサンタさんを信じています。上二人は、友達の影響もあって、半信半疑なのですが、私も夫も自信たっぷりに「信じている子のところにだけ、サンタさんは来るんだよ!」と言っているので、信じようとしてるのかもしれません。そういう私も、ずいぶん大きくなるまでサンタさんを信じ、いや、本当は母がサンタさんのふりをしているんだと、クリスマスカードにかかれた筆跡や、デパートの名前の入った包装紙を見て、気づきながらも、信じたい気持ちを持ちつづけていたものです。
だから、テレビや本などで、子どもの夢を壊してしまうような場面があるとがっかりしてしまいます。
そういう点から言っても、この絵本は幻想的で、本当にサンタさんはいるんだと、少し大きい子(長男くらいの)にも確信が持てる素敵な絵本でした。
細かい描写がすばらしく、まるで自分が「ぼく」になったかのように、不思議な汽車の旅を楽しめます。
「ぼく」の欲しいプレゼントが、ちょっと意外で、それでいてなるほどいいね♪と思えるものだったこと、さらに、せっかくのプレゼントをなくしてしまって、がっかりした「ぼく」の気持ちが痛いほどよくわかり、ラストのハッピーエンドに大満足します。
確かにこの世界を、映画にしたら素敵でしょうね。
家族で観に行きたくなりました。