いろんな場面で感動しきりだったので、さて、どこからとりあげるべきか、悩んでしまいます。それくらいの大作です。
虎が子どもを失った悲しみから人間をおそう気持ち、親として痛いほどよくわかりました。でも、虎が王子のような小さなものに優しさを注ぐことができたことに、大きな喜びを感じました。どんな獣でも、優しい心はもっているんだなと思いました。
そして、虎と人間の心の橋渡しをする王子の存在も、すばらしかったです。虎を恐れず、素直な気もちで接することによって、まるで親子のように仲良くなれる姿に、感動してしまいました。
虎を森のお母さんとし、城に実のお母さんをもつ。王子の優しさに涙がでそうでした。