ナビでの評判がよかったので読んでみました。
子供を人間に殺されたトラが怒りと悲しみで人間を襲うのですが、
国王は国を守るために自分の子供をトラに差し出します。
トラは占い師の言うとおり、子供を殺すのではなく自分の子供のように育てます。
心配でならない国王は、トラを取り戻しに兵を差し向けますが・・
ストーリー展開の重要な場面で登場人物の「愛情」「情愛」「絆」によって
事態が好転していくのに感動しました。憎しみは何も生まない。
少しの勇気と慈しみの気持ちがいい方向へと導くんだなと、改めて思いました。
本の大きさが大きく絵の迫力も満点です。特にトラがすんでいる場所の描写がとても綺麗でした。
評価が高いのに納得の一冊でした。