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ごんぎつね」 ジュンイチさんの声

ごんぎつね 作:新美 南吉
絵:黒井 健
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1986年08月
ISBN:9784039632708
評価スコア 4.86
評価ランキング 60
みんなの声 総数 72
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  • 幻想的な絵が美しい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    言わずと知れた新見南吉さんの名作。
    誰しもが読んだ懐かしい作品です。
    世に出たのは、1932年1月の赤い鳥に掲載された時ですが、何とまだ17歳だったのですから驚きです。
    南吉さんは、1943年に結核で亡くなるのですが、29歳という若さだったので、作品が少ないというのも頷けます。
    亡くなった後に発表された童話集に収められていたのが、「てぶくろをかいに」
    そんな背景を知ると、この作品の凄さが実感できることと思います。
    また、宮澤賢治と作風が好対照で、「北の賢治、南の南吉」と呼ばれています。

    物語の主人公は、ごんぎつね。
    兵十という村人が、川で魚を取っているのに出くわしました。
    兵十がいなくなった時に、ごんぎつねは、いたずらがしたくなり、びくの中のうなぎや魚を川に投げ込んでしまうのです。
    兵十に見つかったのですが、ごんぎつねは逃げ切ります。
    十日ほど経ち、ごんぎつねは、兵十のおっ母が亡くなったと知り、うなぎを食したかったに違いなかったのに、本当に悪いことをしたと悔いるのです。

    その後の展開も良く知られたところですが、特に有名なのは、
    「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは。」
    という兵十の言葉でしょう。

    物語の終わりの言葉は、何とも切ないもの。
    心に染みるというのは、こういうことを言うのだと思います。
    この作品は、旧仮名遣いを新仮名遣いに改めた他は、原文のままだそうです。
    その南吉さんの文章に、黒井健さんの淡い幻想的な絵が、見事なまでにマッチしていて、見るものの心を揺り動かすことでしょう。

    小学校の教科書にも登場しますが、こうした名作は、是非、自ら読んで感じて欲しいと思います。
    数多い「ごんぎつね」ですが、やはり、この作品が特にオススメです。

    投稿日:2011/09/01

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