この絵本を開くとなんだか外国の映画のワンシーンを見ているようなわくわくした気分になります。
作者の絵の色使いが素敵で、1階から4階までのテーマカラーが使い分けられていてその色彩も絶妙にいい感じ!
絵本そのものがアパートのようです。
どのページも4階までのアパートの様子がわかったり、階段を下りる描写のところは文字の書き方も階段を下りているような雰囲気が出されていたり・・細かなところにも作者のこだわりがつまっているような温かさを感じました。
そしてくまさん家族のほのぼのとした雰囲気と、アパートの住人達がみんなとってもいい仲間!
最後に忘れ物に気づいた・・っていうところではママというオチで終わりでしたが、私の中では、もしかしたら「アパートの友だち」となるのかな?と想像してしまいました。
やっぱりみんなといったほうが楽しいや!とハッピーエンドになるというのも楽しいかな?なんて思い描きながら・・とっても素敵な絵本に癒されました。