詩人の長田弘さんが、子どもの詩の選者をしていた時に紡いだ選評を
短詩として、ことばの辞典として編集された詩画集の趣です。
いせひでこさんが、デッサン中心の絵で伴走しています。
生前からこの選評を読んでいたので、その感性のみずみずしさを思い出しました。
確かに、語りかける辞典です。
日々の暮らしの中の光景を、詩という切り口で見た時の感性に多くに気づきがあります。
こんな短い言葉から、たくさんの光景が立ち昇り、心に染み入ります。
きっと、今の気持ちにぴったりくる言葉に出会えると思います。
また、新しい視点も与えられ、日常が輝くような気がします。
小学校高学年から大人まで、しっとり味ってほしいです。