ブラウンがかった薄い墨の色がとっても印象に残りました。
お話の舞台は 古き良き日本といった感じ…
ママ世代の お母さんやおばあちゃんの時代を想像しました。
そんな背景だから
このお話の内容が活きてくるのかもしれませんね。
好奇心から子供たちだけで 危ない川に近づいてしまうっていう
現代っ子にもありがちなエピソードを伏線にして
読んだチビッコたちに
「河童は本当にいたのかも…」
と思わせてしまうかもしれません 笑。
登場する子供や大人たちのセリフはほとんどないのに
仕草や表情から
言葉が聞こえてくるような気持ちになったりもしました。
それから 木陰の涼しさや 雨が降ってきた時の空の暗がなどが
とってもリアルに描かれているところに 感心させられたりもしました。