数年前に新書で出版されて話題になった本の児童書版です。
話題になってた頃に私が読んでおもしろかったのですが、
まさか児童書版がでるとは。
大人版に、ルビがつき、解説がつき、写真が増えました。
内容はまったく同じです。
子ども向けに書きなおす手間を惜しんだともいえます。
小5の息子が読みました。
390ページもある本を読破して、まずは立派でした。
昆虫の研究者の著者が、
アフリカのモーリタニアでバッタの研究をした2年間の記録です。
超一流大ではない理系の研究者は、
研究者としてやっていくのはこんなにたいへんなんだなということがわかっておもしろかったです。
ウケ狙いが過ぎて私にはうっとおしい部分もありますが、
息子はおもしろいおもしろいと笑っていました。
息子は将来鉱物の研究者になりたがっていますが、
超一流大に入る予定はないので、
これくらいのバイタリティがなければやっていけないかもしれません。
よい社会勉強になりました。