とっても、すてきなししゅうの絵本です。子どもの様子や表情(目や口はついてないのですがそれがまたいいのです)なんかが刺しゅうであらわされていて大好きな本の一冊。この季節は(季節に関係なくても)我が家の定番です。
3冊セットになっているのですが、どれを読むかで兄弟でけんかしています。しかし、話がはじまったらピタッととまって絵本の世界をじっくり味わっています。もちろん、次に読む本はしっかりとにぎったままで。
お母さんから、クリスマスケーキを頼まれたあっちゃんは、たくさんのお客さんのいるケーキ屋さんへ行きます。小さいからケーキやさんはなかなか気がついてくれません。それで、とうとうケーキは売り切れてしまいます。泣き出したあっちゃんに、ケーキやさんはスペシャルケーキをくれるのです。このケーキの大きい事!!そして、ケーキ屋さんへのお礼をこめてあっちゃんはゆびにんぎょうをプレゼントします。恥ずかしくって手渡せないけど、その気持ちはケーキ屋さんに届きます。おいしかったケーキをあっちゃんはサンタさんとトナカイさんにも準備してベッドに。何度読んでも心温まる絵本です。
林明子さんのクリスマスの3っつのおくりもの の絵本は、3冊が、クリスマスイヴのケーキ → サンタさんとの対面 → クリスマスパーティー と、時間を追って描かれていますが、これは、ケーキを中心とした あっちゃんとケーキやさんとサンタさんの3人のそれどれの立場での物語なので、いろんな発見ができて楽しいので是非3冊一緒にどうぞ。