図書館で娘が「しろうさぎちゃんの絵でしょ?」と、嬉しそうに見つけてきたので
借りてきて4歳と9歳の娘たちと読みました。
『ぼく おかあさんのこと・・・ キライ。』
「ぼく、おかあさんのこと だ〜いすき!!」を予想していた娘たちにとって
これはかなり衝撃のフレーズだったようで、
開口一番、「えーーーーーーーーーーーーっ?!?!?!」
かなりの衝撃だったようです。
しかし、その理由がわかるにつれて、娘たちはニヤニヤし始めました。
お休みの日は朝寝坊、ドラマばかり見てアニメは見せてくれない。
すぅぐ怒るし、早くしなさいっていうくせに
自分はゆっくりしてる!!
いや〜、母にとっては痛〜いご指摘(汗)。思わず苦笑いです。
娘たちは「おかあさんみたいだね(笑)」って、姉妹で笑ってました。
そして出て行ってしまうシーンでは、2人とも息をのんでいました。
静寂の後の質問には、姉妹揃って「うれしいはず!!」
なかなか衝撃の内容でしたが、読み終わったときにはまた姉妹は笑顔でした。
リクエスト率も高いです。
私は以前に一人でこの本を読んでいたので内容は知っていましたが、
子供たちに読んであげたとき、どんな反応をするかはちょっとわからないでいました。
しかし今回、次女が見つけてきたので読んであげたら、
しょんぼりともせず、とても気に入ったようです。
おかあさんのダメな所、共感していました。
「おかあさんのことキライ」から始まるので、
「どうしておかあさんのことキライなの?」と、
最初にしょんぼり、涙でウルウルきてしまうようなお子さんには
向かないかもしれませんが、
4〜5歳以上、特に女の子には割とすんなり読めるような気がします。
うちの娘たちも、私との共通点をバシバシ指摘してきましたし、
長女にいたっては「おかあさんとしか結婚したくないって、好きってことじゃん(笑)」と
冷静に判断していました。
「もっと子供目線でも行動しなくちゃいけないな〜」と反省させられると共に、
「子供はダメなおかあさんでも大好きなんだよ!」と勇気をもらえる一冊だと思います。
我が家は親子共に、愛情を確認できた一冊でした。
最後にちゃんと、くつしたが干されている所がまたいいです。
我が家では大好評の一冊でした(^^)。