アメリカではおなじみのクレメント・クラーク・ムーアの詩に、
リスベート・ツヴェルガー<オーストリア>の画家が絵をつけている作品です。
彼女自身が版画家の娘だからなのか、表現力がとても個性的でした。
雪の結晶のようにそこかしこにさり気なく描かれているトナカイや妖精(もしくは子どもの)絵!
この描き方(雪の結晶のような形)はまさに「カレイドスコープ(万華鏡)」を見ているようでした。
そして、作中で『金色』の部分だけが、金粉か何か特殊な金を使っていました。
そこもすごくインパクトがあって、魅力的でした。
この詩を使っている絵本は何作か読んできましたが、この作品は中でも、とても現代的で個性的な素敵な絵本だと思います。