先に木暮正夫さんの『おにの子こづな』を読んでいたので、展開の違いに戸惑ってしまいました。
神隠しにあった娘を捜し歩いて、やっと見つけた娘は鬼の女房になっていました。
なんと子どもがいるではありませんか。
子どものこづながおじいちゃんを守るのは同じにしても、逃げるときに母親に尻を出させて、尻を叩くごとにおならを出させるなどとはすごい母子であります。
笑った鬼からクジラまで飛び出す、お笑い系昔話。
よくわからないのは、こづなが「自分も人の肉をほしくなるかもしれない」としば小屋に火をつけて自害することと、煙が蚊の大群になって人間にたかるというくだり。
こんなこじつけでよいのでしょうか。