6年生の息子と主人と三人で読みました。
息子は2年生か3年生の時に、国語の教科書で勉強したそうで、
「これはいいお話だよねぇ。」と。
大好きないわさきちひろさんの、優しくてかわいらしくて
あたたかいイラストが、この絵本ではとってもせつなくて。
「にんげんっておかしいな。おにはわるいって、きめているんだから。
おににも、いろいろあるのにな。にんげんも、いろいろいるみたいに。」
ほんと、見た目で、固定概念できめつけちゃだめですよね。
でもおんなのこのお母さんを思う気持ちも、とってもいじらしくて。
おんなのこの節分をする気持ちも、すっごくわかる!
でも、こうして自分ではそんなつもりないのに、傷つけちゃうことも
あるんだよな…。
おにたもおんなのこも、とっても愛おしくって、
ハッピーエンドで読み終わりたかったなぁと思います。
でも、このせつなさが心に残って、余韻が残ります。
こんなかわいいおにた、我が家に大歓迎するのになぁ。