このシリーズ、面白くて楽しくてハラハラして。
読むのが本当に楽しいのです。
でも、巻数を読み進めていくうちに、「後、何冊しかない…」とせつなくなる。
くうう、それがまた何ともいえず、いいのですけどね。
この絵本は、古本屋にて、「あらしのよるに」とセットで、新品同様のところを買いました。
元の売主さんはどんな方か存じ上げませんが、
ふかーく感謝しているのです。
「あらしのよるに」だけはもちろん、有名な絵本ですから、知っていましたし、読んだこともありました。
でも、この一冊でもちゃんと、終わりになった形に見えましたから、
続きがこーんなに面白いなんて、知りもしませんでした。
おそらく、古本で売っていなければ、読むことはなかったように思います。
このお話は、前作で、ヤギ2匹と狼一匹だったシチュエイションが、
今度は狼三匹に、ヤギ一匹という設定になっています。
友達の前で、「ヤギはうまい」といわなければならなかったガブの気持ちが本当によく伝わります。
前作では、ヤギのタプが、「狼は恐ろしい」とガブの前で言っていましたよね。
この二点を比べると、また楽しいです。
「きりのなかで」には、みなさんがお書きになっている、名セリフが登場します。
これには、ほんとやられました。