最初、この「ふぶきのあした」が最終巻だったなんて。。わたしには耐えられそうもありません。こんな悲しい結末だったら「読まなければ良かった。。」って思っていたと思います。オオカミの仲間を裏切ったガブとその友達のメイを殺そうと二匹を追い詰めるオオカミたち。それから逃げるために本当にあるかわからない緑の森やふかふかの草原を求めて山を越えようとするガブとメイ。
お互いの食生活の違いからケンかになったり、食べ物がないガブがメイをおいしそうだと感じてしまったり、メイが寒さに震えて倒れてしまったり。。二匹にとって本当にツライ試練ばかりが襲い掛かりますが、二匹の強い友情と絆がより一層深まっていく姿に涙がにじみます。
最後、自分の身を呈してオオカミの群れに飛び込んでメイを助けたガブ。それに気づかずにいつまでもガブの名前を叫び続けるメイ。。涙なしでは読めません。
これからの続きがあって本当に良かったです。
ガブは絶対生きている。。このお話しを読んだ皆さんが信じていたからこそ、ここで物語が終わらなかったんだろうと思っています。続きを読むのが楽しみです。どうか二匹が幸せになれますように。。