どこの家庭でも、「もう寝なさ〜い!」「嫌だ、まだ寝たくない!」の親子バトルが一度や二度はあるのではないでしょうか。
好きなことをしていたらアッと言う間に時間が過ぎてしまって、1日24時間じゃとても足りない。寝る時間も勿体ない!なんてことは人間でもよくあることです。
しかもカエルくんの場合は冬眠です。冬の間、ずっと土の中で寝てないといけない。その日数、139日!
冬の楽しみ、色々あります。雪遊び、スキー、スケート、あったかいココアを飲んだり、ブランケットでゴロゴロしたり。
それが全部出来ないなんて、そりゃぁ嫌にもなるってもんです。
友だちがカエルくんをなぐさめようと、冬ってそんなに楽しいもんじゃないよと口々に言ってくれたり、一緒に土に埋まってくれたり(笑)
あと、冬眠の事実を知った時のカエルくんの顔!
最後は安心したのか、ぐっすり眠りについたようで安心しました。
きっと春には気持ちよく目覚めることでしょう。
カエルくんと動物たちのやりとりがとにかくテンポ良くて、楽しく読めました。
イラストもとてもカラフルで楽しい絵本です。