心に響くフレーズが幾つも有りました。
バアバがこうくんを呼ぶ「こうくんちゃん」。公平くんでしょうか、幸太くんでしょうか、愛称に「ちゃん」を重ねたいおばあちゃんの愛情がよくわかります。
こうくんが言葉足らずに「みどりバアバの生きるなんだよ」と、精一杯抗議するところも突き刺さります。
言い方がおかしくても、心理的には大正解なのです。
そんなおばあちゃんとこうくんのふれ合いが、とても素晴らしいのですが、老いの先にあるのは、やっぱり死なのだという現実にほろりとしてしまいます。
でも、みどりバアバの死を乗りこえていく、こうくんの姿が未来に向けて輝いていました。