星に願いごとをしたねずみのお話です。
とてもおしゃれな絵本です。
クリスマス・イブの夜11時55分なんて、意味深な設定です設定です。
ねずみがクリスマス・ツリーの星に願いごとをしました。
それからサンタクロースのお手伝いをすることになります。
トナカイたちの名前に、クレメント・C・ムーアの詩を絵本にした「クリスマスのまえのよる」へのリスペクトを感じました。
ねずみの願いごとが何だったのか、思わせぶりな謎解きが素敵です。
そして、予想外のツーショットにしびれました。
ラストシーンでふたりが氷上に描いた「The end」の文字が、ジェンダーや常識を超えた愛を語っているようにも思えました。
子どもにも夢をもたせるファンタジー絵本です。