不法投棄されたバスに動物たちが住みついて、みんな仲良くくらしていたところに、バスを捨てた人がつかまり、バスが回収されることに。
ばすくんは、また街中を走れると思ってわくわくしますが、実際にはゴミすてばへ持っていくための回収でした。
にんげんが回収にくるからと、動物たちはお別れをしてばすくんから離れます。そして、少し後、ばす君の「たすけてー」とう声が聞こえ、動物たちが人間を追い払って、また仲良く暮らすというような内容です。
にんげんが、「あなたがばすくんですか?」と聞き、ばすくんが、「はい!ぼくが ばすくんです!」と答えるやりとりを見る限り、ばすくんと人間は話せるようです。
ばすくんが森の仲間に聞こえるような大声で「たすけてー」といってるので、たぶん回収に来た人間にも聞こえるでしょう。
それなのに、火花を散らしながら、ばすくんの鉄板が切られていくのです。(途中で動物たちが来て、人間を追っ払ったので少しだけだと思いますが・・・)声が聞こえて、意思疎通もできるのに、ばすくんを切ってしまうあたりが、私には怖いです。
そして、「回収されなくてよかったね。人間を追っ払えて良かったね。」という感想に、なんて答えるべきか答えが見つかりませんでした。
今は良いかもしれないですが、朽ち果ててしまったら?(オイルなどが漏れて環境汚染にならないか?)とか、回収の人が悪でいいんだろうか?とか、そもそもばすくんは不法投棄されたもので、山にあってはいけないものなのに、山に残ってハッピーエンドなんだろうか??とか・・さまざまな疑問がわいてしまって・・
深く考えなければ、またみんなと暮らせて、動物もバスも幸せ!でいいんでしょうけど・・。