冬と春に備えてくるみを貯めていたリスの夫婦が
一羽の鳥の鳴き声によって、災難にあうお話です。
日本でも、うぐいすの鳴き声を「法華経」
ホトトギスの鳴き声を「テッペンカケタカ」と
人語に当てはめたりします。
「聞きなし」と言うそうです。
この話に出てくるわたりどりは
「おれのクルミほったぁやつはだれだ?」
と鳴いていました。
イギリスの「聞きなし」なのでしょうか。
チミーたちより小さいシマリスの夫婦も出てきます。
が、こちらの夫婦仲は破綻しています。
かわいらしいリスの社会にもいろいろあると
作者が楽しく想像したのかもしれませんね。