『The Perfect Fit』が原題。
何とも軽快な意訳が素敵です。
表紙の絵で、図形のおはなしだな、と見当はついたのですが、
スタイリッシュな造形と色彩が魅力的です。
主人公は、黄色い三角。
そばかす?が特徴ですが、思春期の子どもっぽくて、キュート。
丸や四角や六角と遊ぶのですが、何かしっくりこないという訳です。
みんなは気にしないけど、三角はかえって気まずくて、仲間を探しに行くのですね。
この辺りは、思春期の心の揺れのようにも感じました。
注目は、同類と合流し、めでたし、で終わらないところです。
ここにきて、みんなと一緒に、という発想が輝き始めます。
似ていることも、違うことも素晴らしい、ということでしょうか。
この視点、いとおしいです。
小学生くらいから、大人まで、いろいろと気づきがありそうです。