中国チワン族のおはなしということです。
天と地はなかのよい兄弟で、いつもぴったりとくっついていた。。。この発想が、私のなかには全くなく、驚きでした。子どもは、どっちが天でどっちが地?なんて聞くくらいですから、天も地も理解できていません。それでも、ページを進めるにつれてわかってくるところが、このお話の力だなあと思いました。
どうして天と地のあいだに太陽や月や星、生物がくらしていられるのかが、この本を読むとわかります。なるほどなあと驚き納得してしまうことばかりですが、チワン族の人たちのなかで語りつがれているお話を、このようなわかりやすい絵と文で分かち合えたことがなによりもうれしかったです。