このお話は中国のチワン族の民話です。
はるか昔天と地はぴったりくっついて仲の良い兄弟だったけれど
天と地の間には太陽や月やいろいろな生物が生息し始める。
なんとか天と地がもとのようにくっつこうとがんばるの一方
人間や動物もすむ世界を奪われまいと四苦八苦。
オレンジの天とピンクの地が上下に描かれ
間に暮らす生物たちもにぎやかで全体的にとてもカラフルです。
もともと全ての生物は二本足歩行だったけれど
この天と地のためにたいていの動物は四本足歩行になったということや人間の老人のエピソードなど
ちょっとしたルーツのお話になっていて面白かったです。
年中さんの娘にはちょっと長いお話かなあと思ったのですが
娘は“いち にい それ!”という天と地の掛け声や
カラフルな絵柄を気に入ったみたいです。