「くまのテディ・ロビンソン」の作者・ジョーン・G・ロビンソンの作品です。
中川梨江子さんの訳ということもありとても読みやすかったです。
家族に愛され見守られている幸せな少女ということで「ミリー・モリー・マンデーのおはなし」や「すえっこのOちゃん」などを彷彿とさせます。
中川さんの「こぎつねコンチ」などにも通じるところがあるなあと思いました。
スーちゃんを見守るおかあさんがとても優しくていいなあと思いました。
土のケーキを載せるために、大切なお皿を持ち出したことを怒らずに、スーちゃんがお庭で遊べるように砂場を作ってあげるなど、子どもを叱らないで大人が工夫する姿は見習いたいです。
絵もとてもかわいらしく、こんな幸せな子ども時代を子どもには過ごしてもらいたいなあと思いました。
低学年向けの読み物としてもお勧めです。