アメリカで出版されたのが1977年で、1982年に日本で邦訳出版されています。
このおおはなしは、ローベルの創作ですが、ローベルの作品は昔ばなしのようなリズムが心地いいです。
絵は奥様のアニータ=ローベルが描いています。
細かいところまで丁寧に書き上げてくれていますが、一番大事なものはページの中央に描かれているので、とても見やすいです。
主人公の雄鶏がとても気高い感じでカッコいいです。姿も素敵ですが、会話が機知に富んでいて、こういう人がリアルにいて、上司なんかですと素敵だな〜と、思いました。
作品自体は古いものですが、時代を感じさせない面白さがあります。
使われている文字もとても読みやすいです。
小学校の中学年〜高学年くらいのお子さんたちにお薦めします。