子供が3歳のときに購入し、何度も読み聞かせました。
恐ろしいドロボーのおじさんたちですが、読み進めて
いくうちに、すごく人間味のある本来の(?)姿を見せ
初めてきます。
気になるのは、捨て子やみなしごがどっさりいる世界
・・・。私にとってはとても重たい内容に、読み聞か
せを躊躇しましたが、これこそ生涯の絵本なのかなと
考え子供に与えることにしました。
内容が難しいかな、と思いましたが、この本の世界観
が子供の心にグッときたらしく、読むたびに喜びます。
まだ深い内容までは考えていないとは思いますが、
おじさんたちの優しい心でハッピーエンドとなるこの
物語に入り込んでいくのがわかりました。
何度も何度も読んだため私も暗記してしまい、寝る前
にゆっくり本を広げて読み聞かせの時間が取れないと
きには、電気を消した後子守唄代わりに語っています。
今、息子は8歳になりますが、今でも好きです。
大人になったときに、こういう社会が実際にあること
に気付き、目をむけ、おじさんたちのようにその社会
に対して自分が何が出来るかを考えてくれることを願
います。