この絵本を最初に息子に読んであげたのは、3、4歳の頃だったと思います。評判が高い絵本でしたが、予想に反して、息子は気に入らないようでした。
前半の暗いタッチが少し怖かったことと、後半で良い事をしても、それが泥棒で稼いだお金であることが、どうしても納得できないようでした。
5歳になった最近、また読んであげました。
やはり、泥棒をすることは納得できなかったようですが、「すてご」や「みなしご」などの言葉の意味を教えながら、後半を読み進むうちに、多くの子供たちを救った三人組の「素敵な」ところが少し理解できたようで、息子の成長を感じることができました。
この絵本は、まだ息子のお気に入りの絵本とは言えないようですが、これからも読み続けていきたいと思いました。(いつか、息子も3人組の気持ちが理解できて、「素敵な3人組」と心から思える時まで。)