評判が高い作品でしたので読みましたが、実に絵本らしい作
品で納得の一冊です。
初版が1969年とかなり古いのですが、やはり良いものは
残るということなのでしょう。
内容は、3人の盗賊がある子供の一言で目覚めて、孤児達の
ために住まいを提供するというお話ですが、正に今日的な問
題で時間の経過を全く感じさせません。
最初は盗賊達に合わせて絵の色調も暗いのですが、次第にど
こか暖かいものになっていきます。
今の荒みつつある時代にこそ、こんなお話を読ませたいと思
います。
是非、子供には読ませたい一冊です。