引っ越しのため、前の家(古い方の家)に置いてけぼりにされたボロボロのぬいぐるみ。あまりにボロボロで、長い間誰にも相手にされなかったので自分が何のぬいぐるみだったのかも思い出せない。そんな「イラナイヨ」が、いろんな動物との出会いから、自分が何者だったのかを徐々に思い出し、遂には自分の原点にたどり着く!なぜ名前が「イラナイヨ」なんてヘンテコな名前なのか、どうやって「自分」を思い出して行くのかがみもの。娘も、「イラナイヨ」が復旧されていく様子に大満足でしたよ。絵もかわいくて読みやすく、物語の愛らしさのほかに「物を大切にする心」も育まれるような気もします。