ん?と興味を引くタイトルに魅かれて図書館で借りてきました。
タイトルからストーリーはなんとなく予想していたけれど、
食べたら、覚えちゃうんだ!
でも頭がよくなりたくてどんどん食べていたら、
覚えたことがぐちゃぐちゃに。
でもそれがきっかけで・・・というお話。
私は子どものころから読書好きだったのですが
本を読んでいると「偉いわね」と言われるのが不思議でした。
サッカーが好きでも「偉いわね」とは言われないでしょう?
別に頭がよくなりたくて勉強のために読んでいるわけじゃない。
本の世界に浸るのが好きなだけなのになって。
大人が頭が良くなるようにと本を読ませようとしなければ
もっと本が好きな子が増えるのではないかしら。
この絵本を読んで、そんなことを思いました。
子どもに読み聞かせたら楽しそうに聞いていましたが、
まだ「暗記」が大変な勉強がないせいか、特別食いつきがいいわけでもありませんでした。
小学校中学年以上向けかもしれません。
むしろ親の私が気に入ってしまいました。
凝ったコラージュもおしゃれ。
小さな鉛筆書きのような字で書かれた男の子の呟きもけっこうツボで、
クスクス笑ってしまいます。
だから私としては、広い場所での読み聞かせより、じっくり好きなペースで読みたいなぁ。
最後のページの仕掛けが最高。つい、ね!