どちらかというと、きれいでかわいい絵、楽しくてほのぼのとしたお話の絵本が好きだった子供時代、例外的に「花さき山」(思うところがあって、いまだに感想が書けずにいる)と並んで、すごく好きだった絵本です。
そろそろ、長男や長女に聞かせてやりたいと借りてきました。
久々に読んで、やっぱり胸がじ〜んとなりました。
大きな大きな体の八郎と、小さなおとこわらし(男の子)のやりとりがたまらなくいいです。
八郎が沈んでしまっても、よくわからずに、小鳥が飛び立つのを見て喜んでる姿が、本当にせつなく心に残ります。
とても悲しいお話なのに、読後感がさわやかなのは、秋田弁のあたたかさのせいでしょうか?!(練習もせず読んでしまったので、つっかえつっかえでしたが、読み進めていくうちに、すっかり秋田弁の虜になり、なりきって語ってる自分にびっくりしました!)
迫力のある絵と、大型版というのもいいですね。
長男(小5)はもちろん、私以上にきれいでかわいい絵本を好む長女(小3)の心にも響いたようです。読んでやってよかったなと、手応えを感じました。