手に持ちやすいコンパクトなサイズの絵本。絵は色がなく、ロットリングで描いたようなシンプルな線。文は、リズムよく、詩を読んでいるかのよう。色があって、細かなところまで描かれていて、文章もしっかりととのえられている絵本もいいのですが、このようなシンプルな絵本もいいなあと。絵本のおもしろさの原点がここにあるんじゃないかなあと思いました。
ブルッキーとひつじのやりとりが、ほのぼのしてるんです。ブルッキーがひつじを、大好きなお友達としてあつかってるんですね。ひつじもブルッキーを自分の仲間として受け入れている。その関係が、うらやましいような尊敬したいような気持ちにさせてくれます。
シンプルがゆえのメッセージ性の強さを感じます。心が洗われたおもいです。