繰り返されるリズムのあることばと、方言なのかな・・・何とも言えない昔話の言葉使いがおもしろいです。
病気の母親が食べたいと言ったやまなしを取りにまず、たろうが次にじろうが行きます。母のために早くやまなしを取りたかったのか、二人は怪しい姿のおばあさんやからすやひょうたんの注意も聞かず沼の主に食べられてしまうのです。
三番目のさぶろうはちゃんと注意を聞いたおかげで、沼の主をやっつけ、兄さん達も助け、やまなしも母親に持って帰ることに成功し、母も快復し、めでたしめでたしという話です。
やっぱり人の注意はよく聞かなきゃダメってことですね。からすやひょうたんの示すことにも注意深くなきゃダメってことですね。それにしてもおばあさんはいい人だったのですね。長老の言うことは信じなければダメってことなのですね。
兄さん達はもしかしたらおばあさんに騙されたから帰ってこないのかも・・・なんて思ったら、この話は成り立ちません。そこが今の時代難しいです。何を信じたらいいのか・・・そういう目も養いたいですね。