昔話は欲が深い人には、天罰とも言うべき重い罰が加わりますが、なまけ者には優しいのはどうしてでしょう?
じろべえさんは、お酒飲み。酒が抜けないじろべえさんにおかみさんが柿を食べさせます。柿の種も食べてしまったので、頭の上から柿の木が出てきます。運のいいことに、その柿の実を売って、お酒が飲めるのです。
柿の木が切られても、きのこが生えて酒が飲める。どこまでも酒が飲めるなんて。なまけ者の徳とでもいうのかな?昔の人はなまけ者には優しかったのでしょうか。欲が深い人は周りに迷惑をかけますが、なまけ者は人畜無害ということでしょうか?読みながら、いくつも疑問が湧いてきました。
「ありえない」と思いつつもおもしろい話で息子と楽しく読めました。