日本の民話えほんシリーズです。
「十二支のはじまり」で、民話に目覚めた息子に、
これはどうかなと読み聞かせてみました。
いかにも民話らしい、突拍子も無い発想のストーリー。
柿を種ごと食べたからって、普通は頭に柿の木は生えません(笑)
この頭に生えた柿の木が、次々といろんな商売の人たちの標的に
なるのですが、その絵の異様さときたら、変な光景ですよね。
息子はどんな反応をするのかと思ったら、
「種を食べちゃったから木が生えたんだよ!」と意外に冷静。
かと思ったら、「今度はきのこだ!次は??」とストーリーの
先を楽しみにするようになり、最後まで聞き入ってくれました。
結局、じろべえさんのぐうたらお酒好きは変わりませんでしたが、
息子は全然気にしていない様子でした。
じろべえさんの台詞「あらららら」を、ちょっと高めの声の
早口で読んでやったら、息子には好評でした。
この後にもせがまれ、何度か読んでやりました。
それにしても、じろべえさんの頭の大きさって一体?
想像しただけで、息子と2人で笑ってしまいました。
こんな終わりかたででも、よしとしてしまうところが、
いかにも民話らしいなって思います。