お腹の中にいたはずのめめちゃんが「私だって、パリの様子を知ってるもん、お母さんのおなかの中から見てたもん」と言い張る話。
はなちゃんの、そんなことあるわけない、という言葉を次々に論破しようとするめめちゃんの気の強さといったら。
大人になっても持論を曲げないタイプになりそう。
お母さんのおなかに目がついている挿絵をみて、子供はちょっとぎょっとしていましたが、全体的にかわいい雰囲気なので親子で楽しみました。
児童書の形態ですが文字数も少ないので、絵本に近い感覚で読み切れます。
子どもの友だちが実際にパリに住んでいるので、その子のことを思いだしてもいたようす。
そういう意味では、特別な作品です。