アレッポがシリア最大の都市であること、そこで行われている猫の救済活動が実話であることを、この絵本で初めて知りました。
戦争で破壊された都市には、人影がなくなりました。
そんなところで、猫の救済活動かよって、正直感じたのも事実ですが、救急車の運転手であるアラーさんは大事な事を教えてくれました。
猫の命も命であること。人間だけが生きているわけではない。
猫の救済活動が、人々に喜びと希望をもたらしてくれたこと。
苦しい時こそ、失望や絶望に打ちのめされるのではなく、前向きな気持ちが大切なのです。
そしてそれは身近なところから始めればいい。
危険と隣合わせの場所で、アラーさんの祈りのような活動に感動しました。
ボランティア活動に通じるお話です。