願いがかなって生まれた子どもなのに、ひとりの魔女の邪心のために100年の眠りについてしまった眠り姫。
お話は、「いばらひめ」「ねむりひめ」と数多くの絵本があるのですが、このハットンさんの絵は現代的な雰囲気には驚き。
表紙の絵を見て、同じ「ねむりひめ」だとは思わなかった私です。
ベッドの上で寝ているのは、姫というよりも普通の女性。
うまれた「眠り姫」を祝うパーティの占い女たちは、普通の参加者感覚でケーキなど食べています。
王様が命じて紡を焼いている風景など、他の作品では見かけない絵です。
同じ「ねむりひめ」なのですが、意外感を楽しめる作品だと思います。