大筋はラブストーリーなのでしょうが
字が書けることのメリット(勉強すること)や
友達と気持ちを通わせる大切さなんかのエッセンスもあります。
ラブレターの代筆で、おもったような内容にならないことにいらだつライオンの王さま。
娘は読みながら
「どうして『こんな風に書いて』と指示しないの?」という感想。
王様は、下々のものにお願いすることはできないのかも・・などと言いながら
よみすすめました。
途中、手紙を頼んだキリンがワニに食べられたりと
ショッキングなシーンもありますが
絵のタッチがコミカルなので
生々しさはありません。
結局は、知的な雌ライオン(王様の片思いの相手)に字を教わり始め
ハッピーエンドとなります。
低学年から高学年まで適応可能な
多彩なメッセージを含んだ
ストライクゾーンの広い一冊です。