月の影って色んなものに見えるといいますが
この絵本のお母さん猫にはミルクの入ったバケツを持つおじいさんとおばあさんに見えたのですね。
子猫たちのために懸命に月のミルクを手に入れようと頑張るお母さん猫の姿はまさに“母は強し!”ですね。
月を目指す途中に色んな動物たちがついてきては逃げてゆくのがコミカルですし 最後はどうなっちゃうのだろうっていうハラハラ感がありますね。
読んでいる娘は最後に「とうとう月に着いたよ、ねこちゃん♪」と今ひとつお話を誤解してはいますが
お母さん猫の諦めない姿に何か感じたのかなと思いました。
すごくレトロっぽい色合いに垂石さんのかわいいイラストがなんとも好みです。