クリスマスイブの夜のことです。
主人公の男の子は、去年のクリスマスにもらったスノーボールを見ていました。そしてふと気が付くと、スノーボールの中の家の前に立っていました。
家に入るとツリーがあって、たくさんのカードがぶら下がっています。
それらは世界中の子どもたちが書いたカードで、戦争のこと、いつも空腹なこと、住む家がないことなどが記されていました。
男の子は願いました。
ぼくが サンタさんに なれたらなあ。
すると、いつの間にか男の子はサンタになっていて、プレゼントの袋を持っていました。
次に願うと、今度はソリとトナカイが現れました。
男の子は思います。
いっしょうけんめいに いのれば、 ねがいごとは かなうんだ。
男の子は、世界中の子どもが本当に願っているものをプレゼントするため、ソリで空を飛びました。
子どもたちが本当に願っているものとは、何でしょう?
それは、ミニカーやボールではありません。
絵本や色鉛筆でもありません。
答えは、この絵本のあとがきに書かれています。