主人公の猫である「ぼく」は歩けないけれど、夢の中では歩けます。
その歩ける足を活かして、「そらのきっさてん」で働いているのです。
今夜もお務めです。
「ぼく」は、〈ほしのこんぺいとう〉を集めてから出勤します。
「そらのきっさてん」に来るたいていの猫は、下界で人生を終えた猫たちです。
「ぼく」がすることは、その猫たちに出す料理に、〈ほしのこんぺいとう〉をふりかけることです。
子どもにというよりも、大人に向けた絵本のように思います。
子どもだったら、小学校高学年でしょうか。
少し難しいけれど、読み応えのある絵本だと思いました。