キツネの家族を通して、生と死、命のサイクルを描いた絵本です。
ダニエル・イグヌスの絵の素晴らしさに引き込まれてしまいましたが、とても大切なことを感動的に描いています。
三人の親子が散歩する林の中には、いろんな命が忍んでいます。
キツネの親子を通して描かれたのは
生誕であり、成長であり、死であり、次の世代への継承でありました。
人間社会のそばで危険と隣合わせでありながら、命の大切さと、市の悲しみの向こうに、次の世代への移行、他の生命との共存までも描きこまれていました。
人間もいろんな命と共生していること、いずれは訪れる悲しみにも、向こう側があることを感じました。
イグヌスの絵が、心に響いてきます。