人間にばけて、はじめてのバスに乗って、おじさんの家へと遊びに向かうきつねの子。
きつねだとバレないように、降りるバス停を間違えないように、さぁ、ドキドキの大冒険のはじまりです。
手には、おじさんからもらった木の実。
通り過ぎるバス停の数だけ食べると、降りるバス停がわかるという、大事な木の実です。
この木の実がとても美味しくて、最初は緊張していたきつねの子も徐々に気持ちが和んで…と思いきや、まさかの出来事が!!
これには、隣で聞いていた我が子の表情もみるみる曇っていきました。
どこで降りるか分からなくなってしまったきつねの子。不安でいっぱいの目の前に広がった海の景色には、思わず我が子も「うわぁーっ!」と声が出ました。
その後の展開にはホッとしたようで、「まさか、運転手さんがね?。(ニヤニヤ)」と。
最近、祖母とはじめてのバスに乗った我が子。緊張と、次々と変わる景色に、「ここは日本?」と聞いてきたそうです。電車でたった一駅分の短い距離ですら、日本ではない所に来てしまったと心配になったくらいですから、きつねの子にとっては本当に大冒険だったと思います。
そんなことを思い出しながら、きつねの子と一緒に大冒険できました。