ベネズエラの作家コンビによる実話だそう。
『LA CAIMANA』が原題。
ワニの仲間、カイマンの赤ちゃんを引き取ったファオロのエピソードです。
町のすぐそばの川にカイマンがたくさん生息していた、というのも驚きですが、
みなしごの赤ちゃんを育てるというのにもびっくりです。
クロ(スペイン語ではネグロ)と名付けられた成長記が興味深いです。
ファオロが結婚する際のエピソードも、心が通じているからこその展開でほっこりです。
子どもたちとの交流もすごいです。
ファオロの死後も、妻にとっては、クロの存在が支えになったのでしょうね。
独特の絵が心地よかったです。