“次の雪の季節まで溶けない魔法”をかけてもらった ゆきだるまが過ごした一年間のお話です。
初めて目にする春夏秋冬。ゆきだるまにとっては、すべてが新鮮。
ひとつひとつじっくり味わう様子が、四季の素晴らしさを伝えてくれます。
わたし達にとって、あたり前の景色が、感動的なものに思えてきました。
そして、次の雪の季節がやってきたときに、ゆきだるまの心に芽生えたのは、願いを叶えてくれた ゆきのおじさんへの感謝の気持ち。
夢を叶えること。
誰かの夢を応援すること。
感謝の気持ちを忘れないこと。
わたし達に静かに優しく語りかけてくれるお話です。